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仮想通貨の価格が変動するタイミングはどんな時?

仮想通貨投資を始めるにあたって一番迷うのが購入するタイミング。
安い時に買って高い時に売るのが定石ですが、なかなか思い通りにならないのが投資ですね。。。
特に仮想通貨は値動きが激しいのでより注意が必要です。
今回は仮想通貨の価格変動を判断する「判断材料」について紹介します。
判断材料(上昇傾向)

1.ハードフォーク
仮想通貨の仕様変更に伴い1つから2つへ異なる仮想通貨へ分裂すること。※分裂後の仮想通貨は分裂前の所持枚数分付与されます。
例に出すと2017年8月に発生したビットコインのハードフォークです。ハードフォーク後ビットコインの価格は一気に値上がりました。
ただ、ハードフォーク後は市場が混乱して値動きが不安定になる可能性が高いので注意が必要です。
ハードフォーク前に仮想通貨を購入することで、新しい仮想通貨が配布され価格が上昇する可能性があります。
2.仮想通貨の法律改正や規制
世界各国の仮想通貨への法律改正や規制は仮想通貨全体の値動きに影響します。
規制緩和の方向に進むと上昇↑、規制強化の方向に進むと下落↓します。
マネーロンダリングや取引所・販売所の監視、詐欺行為等に関して規制されています。
今後はガイドラインがきちんと整備されれば仮想通貨の市場活発が期待されます。
3.大手取引所への新規コイン上場
コインを取り扱う取引所が増えればそのコインの価格は上昇傾向になります。
BitFlyer(ビットフライヤー)がLisk(リスク)を取り扱いスタートした際は直後に価格が上昇しました。※その後は価格安定傾向になるので注意
大手取引所が新規コインの取り扱いをするタイミングは仮想通貨市場を活発にさせるので注目です。
4.日経平均株価
日経平均株価が上昇すると投資家たちの余剰資金が仮想通貨に流れると考えられます。
株で利益を上げてその利益の分散投資先として仮想通貨を購入する流れです。
実際に日経平均株価と仮想通貨市場価格は似たような動きとなっています。
5.半減期
仮想通貨の報酬が半減するタイミングのこと。
報酬が半減することでマイニング量も減少するので、コインの流通量も減り希少価値が高くなり価格が上昇する傾向があります。
コイン毎の半減期を把握することで投資を有利にすることができます。
仮想通貨 | 上限枚数 | 半減期周期 | 次回半減期 |
ビットコイン | 2,100万枚 | 約4年 | 2020年6月頃 |
ビットコインキャッシュ | 2,100万枚 | 約4年 | 2021年8月頃 |
ライトコイン | 8,400万枚 | 約4年 | 2019年8月頃 |
リスク | 上限なし | 約1年 | 2018年11月頃 |
6.税金
2018年現在、仮想通貨で得た利益は日本では雑所得扱いとなっています。※住民税10%込みで最大55%
株式で利益を得た場合は所得税15.315%+住民税5%=20.315%と比較しても高いのがわかりますね。
過去、欧米の裁判所でビットコインを非課税にする判決がされた時は価格が中長期的に上昇傾向になりました。
仮想通貨全体の取引量が多い日本の税制が変わったとき、同じく上昇傾向になる可能性が高いと考えられます。
判断材料(下落傾向)

1.仮想通貨の法律改正や規制
上昇傾向と同じく下落傾向にも影響する法律改正と規制。
世界各国の仮想通貨への法律改正や規制は仮想通貨全体の値動きに影響します。
規制緩和の方向に進むと上昇↑、規制強化の方向に進むと下落↓します。
各国が厳しい規制を進めていくと仮想通貨市場の価格は下落する可能性が高いです。
2.取引所の不祥事
取引所の不祥事は仮想通貨市場の価格を下落させます。
不祥事が起きないように、日本では金融庁などによる法整備や取引所を厳しく審査して監視しています。
このような取り組みが取引所・販売所の信頼を回復させると同時に、取引所・販売所の不祥事が少なくなっていくと考えられます。
まとめ
株式市場やFXにも価格変動する理由がある通り、仮想通貨にも価格変動する理由があります。
事前にその理由を把握することで投資を有利にさせることができます!
株式やFXと比べると仮想通貨は世に出て日が浅いです。法改正や規制に対して対処出来ていないところもありますが、株式やFXと同じくきちんとしたガイドラインができ市場が発展していくのでは!?と思います。
将来、法規制が整い仮想通貨の需要が伸びて発展すると考えるのであれば、仮想通貨への先行投資、分散投資先の一つとして考えてもいいかもしれませんね。
まなな~